[ニューヨーク 6日 ロイター] 6日の米株式相場はナスダック総合指数とS&P総合500種が小幅続伸して引けた。ダウは小反落した。アナリストの前向きなコメントを受けて銀行セクターに買いが入ったほか、この日発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて利上げ観測が後退した。
FOMC議事録は、景気見通しが悪化すれば
米連邦準備理事会(FRB)が予想より長期にわたって超低金利を維持する可能性を示唆する内容となり、金融株を押し上げた。
バンク?オブ?アメリカ(バンカメ)<BAC.N>は2%高、JPモルガン?チェース<JPM.N>は1.1%高。ウェルズ?ファーゴが、資産の質をめぐる不透明感の後退を理由に大型銀行株の投資判断を引き上げたことも支援材料となった
。
一方、損保大手のトラベラーズ<TRV.N>は、サンドラー?オニールが投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げたことを嫌気して1.4%下落した。
ダウ工業株30種は3.56ドル(0.03%)安の1万0969.99ドル。
ナスダック総合指数は7.28ポイント(0.30%)高の2436.81。
S&P総合500種
は2.00ポイント(0.17%)高の1189.44。
クレディ?スイスがリージョンズ?フィナンシャル<RF.N>とシノバス?フィナンシャル<SNV.N>の目標株価を引き上げたことを受け、地銀にも買いが入った。リージョンズは4.4%、シノバスは6.2%、それぞれ急伸。フィラデルフィアKBW銀行株指数は3.1%高で、2009年1月上旬以来の
高値水準で取引を終えた。
ナスダックではアマゾン?ドット?コム<AMZN.O>が3.1%高。アップル<AAPL.O>の「iPad(アイパッド)」発売を受け、電子書籍市場に対する明るい見方が強まった。
半面、米国債利回りの上昇を背景に住宅ローン金利上昇をめぐる懸念が強まる中、住宅建設株は売られた。KBホーム<KBH.N>は、クレディ?スイス
が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げたことを嫌気して2.8%下落した。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
終値 10969.99(‐3.56)
前営業日終値 10973.55(+46.48)
ナスダック総合
終値 2436.81(+7.28)
前営業日終値 2429.53(+26.95)
S&P総合500種
終値 1189.44(+2.00)
前営業日終値 1187.44(+9.34)
【関連記事】
? 今週の米株市場は上昇の公算、雇用統計と決算期待で
? 米国株式は反発、堅調な経済指標で景気回復に
安心感
? 米国株式市場は小幅続伸、アップルは過去最高値
? 米国株式市場は上昇、エネルギー?鉱山株が主導
? 今週の米株市場、ダウは1万1000ドル台も視野に エルソード rmt
引用元:arad rmt
Adherently
11 年前
0 件のコメント:
コメントを投稿